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死に至る病――うつ病闘病記⑧「うつ病患者、生活の実態」

2020年9月12日

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この記事を書いた人
青貴空羽

小説家にして極真空手家。
更に2年間の英国留学不治の病うつ病になった経験、オタク文化を発信する為ブログTwitterYouTubeを始める。

Twitter:@aokikukose

うつ病患者は時間があるのか?

うつ病患者は暇なのか?

様々なうつ病の本でも言われてきたことですが、仕事もせずヒキコモって1日何してるの暇じゃないのと言う言葉もよく投げかけられました。

これに関しては、私は数値的なもので説明したいと思っています。

例えば私が、病気になる前は、1日の体力が100あるとします。
その100を使って、家事に20ほど、空手の稽古に40、小説の執筆に30を割くなど割り振り、日々の生活をこなしてきた、そういうふうに考えるとすると。

体力の低下

うつ病になって、体力が低下しました。

ではどれぐらい低下したか?
うつ病の真っ最中の時期に会った友達は、5とか10とか、そんなもんじゃないのか? 別に動けないって言ったって、這っていけば動けるだろ? そんなことも言われました。

私の実感ですが、体力は100から、約20まで低下しました。

5分の1です。
先程の例えでは、空手の稽古も、小説も書けない事はよくご理解できると思われます。ならば家事は20だからできると思われるかもしれませんが、正直それも違います。

生きているだけで、起きて、生命を維持するだけで、全生命力を振り絞っている感覚なのです。

ならば横になれば良いかというとそういうわけでもありません。
先に述べた通り、思考の負の連鎖により、横になってもものすごい勢いで体力を奪われていきます。それこそ、寝ても地獄、起きても地獄、と言う状態なのです。

当然仕事なんてできませんし、出かける気力もわきませんし、趣味だってやる気もありませんし、かといって家で過ごしていても陰鬱な気持ちを蓄積するだけです。

よく、うつ病の人に頑張れって言っちゃっダメだよと言うことを聞かれます。
それを拡大解釈して、頑張れって言わなきゃ大丈夫と捉えてしまう人もよく見ます。

頑張れって言わなきゃいいというわけじゃないんです。

もう頑張ってるんです。
頑張って頑張って、頑張る器官がバカになって、頑張れなくなって、それでも必死になって頑張って生きてるんです。

それ以上頑張れって言うと――

うつ病患者の一日の過ごし方

ライフスタイルの確立

そんな状態でしたが、ハローワークの職員さんや父、そして戦友や空手のオタ先輩との電話などもあって、僕は徐々に本来の自分を取り戻しつつありました。

決定的なのは、ライフスタイルの確立でした。

体力が決定的なまでになくなった僕は、だいたい正午過ぎほどに目を覚まし、それからなんとなくぼんやりとして過ごし、毎日うどんを食べて昼食をやり過ごしました。
理由は簡単で、5束100円で売っていたので一食20円で済むからです。

そして情報バラエティー番組をBGM代わりに眺めていました。
物語を理解する能力は失われていましたが、静かだと寂しい上に現実を見つめなければならないので、中身のないそういった類のものを文字通り眺めているのが一番ちょうどよかったというのがあります。

それから、2時前くらいから外に出ました。
ヒルナンデス!が終わり、ミヤネ屋が始まり宮根が嫌いだったというのも多少はあるかもしれません(笑

それから、ひたすら歩きました。
歩くコースは完ぺきに決まっていました。近くのイオンまで歩き、野菜からお肉、パン、調味料コーナーまでまんべんなく見て回り、駅まで歩き中のコーナーやマルイのデパートも食品コーナーをすべて漁り、そこからもうひとつの激安スーパーまで歩いてそこも物色して近くのローソンに入って物色&週刊漫画で追っかけている二つ三つだけを立ち読みして、家に戻りました。

この散歩のメインはふたつ。

散歩はうつ病にとって治療

歩くこと。
うつ病にとっては散歩は治療らしいです。適度な運動、そして景色の変化という小さな情報により退屈することもなく、日光を浴びて夜はすっきり眠ることが出来るようになる。

そしてもう一つが、エキナカにある本屋でした。
そこの本屋ではエッセイ漫画は立ち読みできました。順序付けられたストーリーは一切頭に入れることが出来ませんでしたが、なにげない日常を独立して描いてあるエッセイ漫画だけは読むことが出来ました。

2~3時間ほどの散歩のあと家に帰り、一時間は休んで、働いていた頃に大量に冷凍してあるカレーを解凍して、ご飯にかけて食べる。
そしてまたバラエティをだらだらと眺めながら過ごし、1時前後に布団に入り、眠れず2時半から3時位にまどろむように眠りにつく。

そんな毎日の繰り返しでした。
だけどその散歩とエッセイ漫画のおかげで、少しづつ運動能力と思考能力のリハビリになりました。
それに戦友がおりを見て会いに来てくれて、散歩やカラオケなんかに付き合ってくれました。ご飯も食べることもあり、そういった時はお金を出してくれたことも有難かったです。

うつ病状態でのひと月の支出

余裕の消失

40万円あったんで、就職活動的に余裕が十分にあると思っていました。

しかし動けないと言う状況に陥った今、そんな余裕など完全に消飛んでしまいました。

僕は、月7万2千円で生活しました。

内訳は、

家賃3万8千
水道光熱費7千円
通信費6千円
食費7千円
交通費千円
生活用品費4千円
保険5千
病院費4千円

です。

一切家から出ず、全くものを買わずに、食費もなんとかかんとか抑えて、この額。

我ながら、自分で自分に驚いた位もしました。月約10,000円の雑費込みの食費生活なんて、さすがにそれまで送れた事はありません。

三大欲求の低下

といっても、1つは体力の低下に加えて、圧倒的な3大欲求の低下も手伝ってと言うのはありましたが。

睡眠欲求については既に語りましたし、ある一部のソレに関しては少し語りづらいところもありますので察してほしいところがありますが、食欲については本当に分かりやすかったです。

元々は極真空手家と言うことと、貧乏性というか今あるものを食べないと次いつ食べられるか分からないと言ううつ病になりやすい人特有の恐怖を常に感じていたので、いつも人の2.5倍ぐらい食べていました。
具体的に言えば、夕食だけで3合炊きを空にして、さらにラーメンとパンを食べる位には、しかし大食漢と言うわけではなく、その後必ず腹を壊していました。

結果的ですが、推測に過ぎませんが、それが私の潰瘍性大腸炎の引き金になった可能性すらあります。

それが、普通盛りのカレー一杯で、おなかいっぱい。

昼ご飯に至っては、パスタのランチを、友達と半分こして充分と言う状態になりました。
それに加えて仕事ができない、していないと言う罪悪感から、贅沢したいと言う気も全く起きず。

だからそんなどん底の精神状態だったので、節約できていると言う達成感や安心感などは全く皆無でした。

ギリギリの生活でした。
しかしそれでも働けない僕の関東生活終了へのカウントダウンは、徐々にしかし着実に近づいていったのでした……。

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闘病経験を元に書いた小説はこちら! → 月が堕ちた夜

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