死に至る病――うつ病闘病記④「友人の会社への入社」

2020年2月10日

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埼玉に出てきた私は、とりあえず仕事を探さなければなりませんでした。

最初はアルバイトか、と普通に考えていた矢先、大学時代の知り合いが、すでに起業して、夢であるゲーム会社を立ち上げていることを知りました。

そして以前、よかったら一緒にやらないかと声をかけられていたことを思い出しました。

機会があれば、チャンスがあれば、それをものにしなければ次の機会は無い。

そんなどこかで聞いた話を思い出し、私は早速彼と連絡を取りました。
彼は私の真剣さを図り、そして東京の超一流店で高級料理を食べながら話をして、私の入社が決まりました。

といっても、ほとんど雇われというか試用という形でした。
それと私の力量もわかっていたいので、テストというか、彼の出す課題をクリアして、商品と出して出せるクオリティーになってから、実際にゲームの執筆作業に入ってもらうと言う形になりました。

まさかこんなに上京してすぐに、執筆での仕事が決まると思っていませんでした。

しかしその胸に去来したのは、喜びではなく、ただただ焦燥でした。

果たして彼の望むことクオリティーを私はクリアできるのか?

彼は私が提示した最低限の賃金を保証してくれるのか?

本当に埼玉で、私はやっていけるのか?

上京して、まさか1年もたずに帰ることにならないのか

自分の人生、これからどうなるのか?

実際、上京前に貯めていた100万円は、引越しやらこちらで買った電化製品やら敷金礼金その他もろもろで、その額は半分以下にまでになっていました。

もし仕事が決まらなければ、約3ヶ月で関東撤退となります。
これまでの様々な苦労や、やってきた下準備は、現在の環境ならば、全て無駄になってしまいます。

それは、どうしても嫌でした。

怖くて恐ろしくて、夜も眠れませんでした。
あまりのストレスに、唇は荒れ果て、二、三ヶ月ほど来ていなかった下血が起きてしまいました。

私は、これから起こる全てが怖かったのです。
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