ムエタイという幻想の正体⑭〜vs対策その9「そのスタイルがもたらす恩恵と弱点、中・後半戦編」

2020年2月5日

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前提として、この戦い方は前半でかなりの犠牲を強いります。

前回も述べたように、中距離の蹴りの餌食になりやすいですし、カウンターのパンチも浴びやすいです。
そしてローキックはカットが難しいので基本的にもらいたい放題。

実際に最近武居由樹と戦ったスリヤンレックという選手も、1ラウンドは相当なダメージを負いました。

しかしこの戦い方は、その真価を発揮するのは中・後半戦。

ムエタイ以外の選手がこれをやれば早々に倒されておしまいでしょうが、今まで述べたようにムエタイの選手は長年の歴史が培った超反応と超絶防御テクニックがあります。

それによってしのいでしのいでしのげば、基本的にはカウンターや、中間距離の蹴りといったものは、基本的にはそれ一本で試合を構成できるものではありません。
野球で例えるならば、それは変化球やフォーク、シンカーのようなもの。

基本的には相手の嘘をつくものであり、どこまでもストレートがしっかりしていなければ成り立つものではありません。

カウンターパンチャー、7色の蹴り持っているものにとっては舌なめずりしそうなほどに格好の的に思えますが。

仕留めきれなければ、ダメージをしっかりと与えられなければ、後に残るのは、相手にとって猛烈なパンチやローキック、膝・肘を打ち込める、絶好の間合いと位置取りと重心。

蹴りやカウンターを狙えば、どうしても重心が後ろになります。
それも1ランド以上かけて培われたものは、そうやすやすと変える事は難しい。

前半のダメージやリスクと引き換えに、後は一方的に野球でいうストレートを投げ続けることができるポジションをずっとキープすることができるのです。

これがムエタイが最近、ムエタイ以外の特別ルールにおいても勝ち始めている原因、対策の1つです。

そして次回からはオーソドックスなムエタイルールでのオーソドックスなムエタイスタイルでの攻略法、そして今回の新スタイルでのムエタイの攻略法、それらの研究を進めていきたいと思います。
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