ムエタイという幻想の正体⑬〜vs対策その8「そのスタイルがもたらす恩恵と弱点、序盤編」

2020年1月30日

最初から読みたい方はこちらへ! → 初めから読む
___________________

前のめりで、まるで子供の喧嘩のように大振りのパンチを振り回しているようで、そこには実は綿密な計算があります。

まず彼らの狙いは、基本的にフックです。

既にご存知の方も多いと思いますが、ボクシングを中心としたパンチをメインとする格闘技の場合は、1番の狙いは利き腕のストレートです。

基本的には右ストレートになります。これが1番破壊力があり、そして正確に顎を狙い打ちぬくことができるので、基本的にはそれを最終的に狙ったファイト構成になることが多いです。

ではなぜムエタイではフックなのかと言うと、右ストレートを打つためにはスイングバック、要はためが必要になります。

しかし彼らは前進と言うアドバンテージを取るために、振りかぶることができません。

ですから必然、右ストレートは選択肢から外れてきます。
そしてアッパーを打つと体が浮いてしまうので、それもなくなります。

ですので彼らは基本的に一見して前のめりで、大振りのフックを振り回すのです。

そして若干前傾で振り回すことで、体が浮かないので、さらにしっかり顎を引くことによって、相手からの攻撃をしっかり防ぐことにつながっています。

前のめりですので、ボディーは狙いにくくなります。
奥のほうになりますので、そこに到達するまでにムエタイの超反応によって基本的には捌けます。

ある意味で1番の問題はローキックですね。

セクサンなども、前半の攻防でローキックを効かされていることがたまに散見されます。
前傾してしっかりが体重が乗って、ある程度足に力が入っているといっても、そこを思いっきり蹴られれば、やはり基本的には効かされる可能性があります。

そして上段への攻撃も、ある程度はさばけるといっても、やはり多少は顔面や、ときにはこめかみに一撃をもらうこともあります。

腹にも前蹴りや三日月切りなどを、カウンターで食ってしまうこともあります。

しかし倒れるまでには至りません。

そしてなぜか時間が経つにつれペースはムエタイよりになり、最終的には相手が押し込まれてしまうケースが多々見られます。

それはなぜなのか?

その辺の謎を次回は解明していきたいと思います。
___________________

続きはこちらへ! → 次話へ進む

関連記事はこちらへ!→ 空手及び格闘技

面白かったらこちらをクリック👍
 にほんブログ村 にほんブログ村へ 
 にほんブログ村ランキング   人気ブログランキング