ムエタイという幻想の正体⑪〜vs対策その6「時流が作った革新派ムエタイスタイルの概要」

2020年7月27日

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今回はムエタイに起こっている技術革新、新しいタイプのムエタイ戦士の存在ということで、その概要について述べさせていただきたいと思います。

まず、ムエタイ全体が、他の団体への進出を果たしています。

それはすでに述べた通り、センチャイPKセンチャイムエタイジム、ブアカーオの功績が大きいと私は考えています。

そしてその結果として、K-1などの、首相撲、肘打ちを禁じたルールの中でも戦うことを余儀なくされる場合もあります。

それに適応するために、技術革新、新タイプのムエタイ戦士が出現したのでしょう。

まず、そもそもの構え、スタンスが違います。

典型的な選手を上げるなら、セクサンが1番典型的と言えると思います。

ガードを顎の下程度まで下げて、かなり体重を前足にかけた前傾に近い態勢。

革新のスタイルは、まずここからが出発になります。

そこから大振りのミドルキックを蹴るあたりは従来のスタイルにかなり近いです。

しかしそれをいっぱつぶち当ててからが、大きく異なってきます。

革新派のムエタイ選手は、1ラウンドから行きます。

ポイント制、そしてノックアウトが評価を受けると言うことを知っているので、様子見や競馬のパドック的なことをしません。

いっぱつぶち当てて、一気に間合いを詰めます。

そして、ほとんどノーガードで、左右のフックを全力で振り回してきます。

そう、従来のムエタイと違い、彼らの狙いは基本的にパンチです。

パンチでダメージを与え、早いラウンドで倒そうとしてきます。

その戦い方は、従来のムエタイと比べてももちろん、ハイレベルなキックボクサーと比較しても、一見して稚拙なものに映ります。

何しろ最初からアクセル全開で、様子見もなく、ガード無視でただフックを振り回してくるのですから。

丁寧にさばいて、ガス欠を狙ったり、カウンターを合わせたり、そういった基本的な戦法で崩せそうな気がします。

しかし、それが通じないのです。

そんな戦い方が、猛威をふるっているのです。

区切りがいいので、今回ここまで。
次回はそのカラクリについて紐解いていきたいと思います。

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