ムエタイという幻想の正体⑧〜vs対策その3「基本的攻防及びその真の狙い」

2019年12月25日

最初から読みたい方はこちらへ! → 初めから読む
___________________

では、今回は前回の引き続き、まずはそのリズムの特性について語っていきたいと思います。

ムエタイの独特のリズム。

それは、ある意味音楽のようなものだと考えています。

ムエタイは、野球のように攻撃と防御がはっきりと分かれています。

蹴るぞと振りかぶって思いっきり蹴り込んで、そして相手はがっちり受け止めます。骨と骨がぶつかる凄まじい音。

そして攻守が交代、やはりさぁ蹴るぞ、と振りかぶり、がっちり受け止める。

以前述べたように、基本的にはミドルキックが中心になります。ローキックは、どうしてもダメージが溜まりやすいため、数多く戦うムエタイには向いていないからです。

ハイキックも飛び交いますが、ミドルよりも疲れてしまうのでやはり多くはありません。

前蹴りは基本的にはストッピングで使われる上に、主たるものにはなりえません。後ろ蹴り、後ろ回し蹴りなどの回転系、踵落とし胴廻し回転蹴りなどの大技はほとんど使われません。

ムエタイは、思いっきりミドルを交換する。まずこれが基本的なスタンスです。

これを知らないと、単調にローキックを蹴ろうと近づくと、相手の間合いの深さ、テンポの緩慢さに、肩透かしを食らう羽目になります。

そしてミドルキックをしっかり蹴ったら、次は膝で飛び込みます。これもしっかり相手は受け取めます。

そしてその間合いになったら、後は首相撲です。つかんで捻って回して、そして相手をコントロールして時々脇腹にコツコツと膝を当てる。

この狙いは二点です。

相手のバランスを崩し、それによってポイントを得る。

そして、一瞬の隙を見て肘打ちを叩き込む。

基本的に高く美しい蹴り、そして首相撲の巧みさをポイントとしているムエタイでは、パンチがほとんど見られません。

よって、打ち合うためのスタミナが必要なく、さらにはノックアウトではなく肘打ちによるカットが高確率で狙えるので、それで十分なのです。

最近ではさらに技術が向上し、カットではなく顎にぶち当ててKOをするパターンもかなり増えましたが。

以上がムエタイの基本的な戦闘スタイルです。

ではこれを知らずに普通のキックボクシング、もしくはK-1、空手スタイルで立ち向かっていったらどういう風な展開に陥ってしまうのか?

次回はその辺を突き詰めていきたいと思います。
___________________

続きはこちらへ! → 次話へ進む

関連記事はこちらへ!→ 空手及び格闘技

面白かったらこちらをクリック👍
 にほんブログ村 にほんブログ村へ 
 にほんブログ村ランキング   人気ブログランキング