不治の病――潰瘍性大腸炎闘病記⑯「予期せぬ好転と戸惑い」

2020年1月1日

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排便の回数は、最初の頃は全くの一進一退でした。

最初の16回はそれ以降1回もありませんでしたが、大体10回前後。
極端に減ることも増えることもせず、つまりは病状が特に回復することもなく、今日もこれだけ行ってしまった、そんなことを実感するだけの作業でした。

ならばなぜそんなことを続けていたのか?

多分、何かにすがりたかったのでしょう。

縋らなければ、保てないほど追い詰められていたのでしょう。

今回はそんなギリギリの精神状態でのお話になります。




 全く変わらない病状、排便回数。
 そんな中でも正月が終わってしまったら、また日常に戻らなければなりません。

 バイト、空手、そして小説。

 特にバイトとかはどうかしたいところありましたが、長期休暇を取るわけにもいかないし、まだ社畜根性が残っていたのでダメで、空手のほうは父がいって当然と言う考えなので、休むに休めませんでした。

 自分はいつまでこうなんだろうと、常に考えていました。

 とにかく数減ってくんないかなぁと考えていました。

 するとその願いが通じたのか、記録をつけ始めて5日後に、なんと排便回数が、6回にまで減ったのです。

 その時の記録がこんな感じです。

01:20
03:50
10:25
11:00
16:00
21:00

 驚きました。
 2ヶ月ぐらいはずっと病状が最悪だったので、10回前後が1ヵ月位はついてしまうのではないかと、勝手に悲壮感で覚悟していたりしたのでしたが──

 しかし事はそれで終わりませんでした。

 その二日後に、なんと今度は回数が4回にまで減ったのです!

 その時の記録がこんな感じ。

08:55
09:10
13:10
17:35

 まさかこんな急転直下で好転するとは、さすがに想像だにしていませんでした。
 
 だからこそその時は喜びよりも、戸惑いのほうが大きかったのを覚えています――
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