ムエタイという幻想の正体⑦〜vs対策その2「ムエタイのリズム及び独特のガード」

2019年12月11日

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前回はその骨の硬さに注意する点があると述べました。

今回は、実際に戦った時の、その機微について語りたいと思います。

まず昔から、ムエタイには独特のリズムがある、それに付き合ったら負けると言われてきました。

これは事実であり、そして根拠があります。

彼らはのらりくらりと戦います。

理由はすでに述べた通り、彼らにとってムエタイは日本の引っ越しのように、単発で稼ぐ手段であり、体を痛めつけて自分が最強であることを証明するものでは無いからです。

だからこそ、テンポよく、マイペースで、無理なく戦っていかなくてはいけません。

だからこそ基本的に、彼らの戦いに連撃やラッシュと言うものは見られません。

そんなペースで、100回や200回は戦えませんし、常に5ラウンドフルに戦うことを想定して怪我なく終える事は難しい。

だからこそ彼らは、鉄壁のディフェンスを身に付けています。

だからまず、攻略するにはそのディフェンスを突き破らなければいけません。

彼らのディフェンスは、いわゆる通常の顎の下に拳を添えて、脇を閉めたファイティングポーズとは全く違います。

前の手はこちらに、掌を向けて大きく伸ばし、もう片方の掌をこちらに向けて顎のそば、脇は気持ち空けておいて、前の足も常にあげられるように体重をかけずにリズムをとっています。

これは彼らが常にローキックを警戒している、そして膝蹴りを警戒していると言う事と、パンチや肘打ちを含めた全ての顔面への攻撃をかわす、独特のガードがあることに起因しています。

よく、K-1で活躍したブアカーオなども見せていた、相手が接近してパンチを振るおうとした瞬間に、その前の掌で相手の頭を抑えて、そして顔の近くにあった、自分の顔に巻きつけるようにして全体を覆ってしまう、あのガードです。

それまで私は、最も硬い堅牢なガードはクロスアームドブロックだと思っていました、極真カラテでは十字受けと言っています、昔の空手バカ一代と言う漫画の中で十字受けは石より硬いと言われていました。

しかしこのカードは、そもそものカードと言う、受けと言う概念を打ち壊す、画期的なものでした。

区切りがいいので、今回はここまでです。

次回は、この独特のムエタイのカードを中心として突き崩し、いかにしてディフェンスを突破してそのリズムを崩すかを検証していきたいと思います。
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