新極真会 第12回世界大会、総括及びこれからの展望

2019年11月22日

第12回全世界空手の選手権大会が、武蔵野の森森総合スポーツプラザで行われた。

話は少しそれるが、私は以前より、世界大会5回周期説を唱えている。

最初の最高の世界大会が、第4回世界大会。

次の最高の世界大会が、第9回世界大会だと考えている。

共通点は、海外勢の充実。

世界大会を謳っている以上、世界各地からそれこそ日本の王座を脅かすほどの強豪が集まってこその世界大会だと思っている。

しかし、こう言ってはなんだが、極真松井派のように日本の王座を明け渡し、あまつさえベスト8に1人、がんばっても2人入るのが精一杯で準決勝以上は外人のみと言う状況に陥っては、それこそ本末転倒だと考える。

だからこそ、良い傾向なのはベスト8、ベスト4以上に日本人が2人から4人

決勝は日本人VS海外勢

もちろんベスト4が日本人で独占できるような甘い状況ではない。

事実として、第4回世界大会は史上最高の世界大会と謳われている。

そして第9回世界大会は、ベスト8に日本勢が2人しか残らなかった。

それも、決勝に1人、そしてベスト8に1人で。

極真史上最強の2人、塚越孝行と、塚本徳臣だ。

この時は、日本最強の4人VS海外最強の4人という構図が完全に出来上がっていた。

空手革命家、塚本徳臣
重戦車、塚越孝行
拳豪、鈴木国博
下段職人、野本尚弘

神童、ヴァレリーディミトロフ
バルトの魔人、ドナタスイムブラス
シベリアの皇帝、デニスグリゴリエフ
ロシアの新エース、ローマンネステレンコ

それは第4回世界大会もかなり近い。


南米の星、アデミールダコスタ
ヨーロッパ最強の男、ミッシェルウェーデル
イギリスの黒豹、マイケル・トンプソン
伏兵、アンディーフグ

天才、松井章圭
城西の爆撃機、増田章
格闘マシーン、黒澤浩樹
本部の怪物、七戸康弘

こういう最強の4人vs最強の4人と言う構図があってこそ、世界大会は盛り上がると言うものだ。

そして第9回世界大会から3回を経た、今回第12回世界大会。

予想通りというか、大きな動きがあった。

ベスト16、まさかの前半戦での、日本人の3連敗だ。

それも現最強の拳と、最強の下段回し蹴りを持つ男が敗れた。

ほとんど事件といってもいいレベルだろう。

ベスト4も、そしてベスト8も、まさかの日本人と海外勢が半々と別れた。

言ってしまっていいのか迷うところだが言ってしまおう。

極真史上最強の2人である、塚本徳臣と塚越孝行が引退したことが大きい事は間違いない。

現世界チャンピオンの島本雄二は確かに強いが、しかしやはり2人は個人的には及ばないと思っている。

そして今の日本は、数字も物語っているように、明らかに島本雄二、一強である。

対して外国人勢は、新世代と旧世代が交わっており、さらには様々な組み手のスタイルが入り混じっている。

日本勢は頭打ちの感があり、かなりの間若手が台頭していない。

今大会、個人的に注目したいのが、ヴァレリーと、エヴェンタス、そしてマズールだ。

ベテランのヴァレリーが、前回大会までに膝下の低いヴァレリーキックから従来の太ももを狙うヴァレリーキックに軌道修正してきた。
それによって足を脅かし、そこから重い突き、接近戦からの左上段廻し蹴り、さらには後ろ回し蹴りにつなげる戦い方は見事の一語。

身長190センチを誇る、まだ20歳そこそこのエヴェンタスの躍動感、身体能力の高さは個人的にはバルトの魔人ドナタスイムブラスを彷仏とさせる。

決勝進出のマシエマズールは、その安定感、打たれ強さ、技の外し方、そして拳の振り上げ方など完成された感がある、攻略するのは容易ではない。

対する島本雄二のアドバンテージは、前蹴りの一言に尽きる。
それはいつでも安定して出せて、速射できる最大の武器だ。

だから逆に言えば、上段蹴りなどの倒せる武器がない。

次なる世界大会、そしてさらに次なる世界大会、日本から若手世代の台頭がなければ、間違いなく厳しい戦いになるのは容易に想像できる。

もしくは今大会残ったベスト16の日本人の中で、まだ伸びしろがある可能性があるかもしれぬ島本雄二のさらなる技の拡大、覚醒だろうか? しかしそれは彼の今までの重責、そして年齢を考えれば苛酷にすぎる話だろう。おそらく引退の二文字も浮かんでいるはずだ。

だからこそまだ見ぬ次なる世代、スーパースターが生まれることに期待して、更なる新極真会の発展を願う。

そして個人的にも今大会の技術をしっかり研究、吸収して、ますます頑張って行きたい所存であります(笑
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